鹿児島市の認定こども園で、保育士の女が男の子の首を切りつけたとして逮捕された事件です。女が私物のカッターナイフを凶器として使ったとみられ、「首を狙ったわけではない」と話していることが分かりました。
この事件は今月7日、鹿児島市の認定こども園で2歳の男の子の首を切りつけたとして、園に勤める保育士の笹山なつき容疑者(21)が殺人未遂の疑いで逮捕・送検されたものです。
笹山容疑者の弁護人によりますと、当時、容疑者がポケットに入っていた私物のカッターナイフを凶器として使ったとみられることが新たに分かりました。保育の業務で使うもので、当時、ポケットに入れていたということです。
一方、園の代理人弁護士は「園としてはカッターナイフを持ってくるべき事情があったとは考えていない」としています。
警察の調べに対し、男児を切りつたことは認めたものの、「殺すつもりはなかった」と供述しているという笹山容疑者。容疑者の弁護人によりますと、「首を狙ったわけではない」とも話しているということです。
詳しい動機などは明らかになっていませんが、笹山容疑者のものとみられるSNSには、事件前、「6連勤2連チャンは疲れた」、「全部うまくいかなくて、向いてないのかなって嫌になった」など、仕事への不安をうかがわせる投稿が見られました。
園の代理人弁護士によりますと、笹山容疑者のクラスでは4月以降、複数の園児がすり傷や切り傷を負うケースがあったということで、園は原因究明などを進める方針です。
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