先月、愛媛県新居浜市内でカーブミラーが倒れ、小学生がけがをした事故。
その後の市の調査で、このカーブミラーは取り外しができるよう加工されていたことが分かりました。
新居浜市内には同様のカーブミラーが多数あるとみられ、市は安全性に問題があると見て交換や撤去などを進める方針です。
それにしても、何のために加工されたのでしょうかでしょうか。
5月5日、新居浜市の市道でカーブミラーが倒れ、小学6年生の男の子の頭にぶつかりました。
男の子は救急車で病院に運ばれ、頭に軽いけがをしました。腐食していた支柱が強風によって折れたと見られています。
映像を詳しく見ると、支柱に金属製の丸い板が取りつけられていて、そのすぐ下の付近が折れたことが確認できます。
(新居浜市道路課・亀井英明課長)
「倒壊するまでは、このミラーについては、加工された物とは気づいていませんでした」
事故のあと、市が調べたところ、このカーブミラーは支柱がいったん2つに切断された後、金属製の丸い板が両側に溶接され、ボルトで着脱できるようになっていました。
いったい何のために…?
―――どのような加工か?
(新居浜市道路課・亀井英明課長)
「カーブミラーを取り外しが出来るような加工をしております」
「これは新居浜市の地域の行事の事情とかが考えられます。新居浜独特だと考えております」
―――太鼓祭りに関わるもの?
(新居浜市道路課・亀井英明課長)
「おそらくそういったものだと考えております」
取り外しができるように加工されていたカーブミラー。
新居浜太鼓祭りの際、大きな太鼓台が市道を通れるようにするのが目的だったと見られています。
誰がいつ加工したのかは記録が残っていないため不明ですが、市はこれまで黙認してきたということです。
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