岩手県内の養豚場で初めて豚熱の感染が確認された施設では、県によるブタの殺処分が進められていて、30日までに全体の28%にあたる5千頭あまりの処分が終了しました。

27日、洋野町の養豚場から「衰弱した複数のブタがいる」と県に連絡がありました。翌28日に中央家畜保健衛生所衛生所で遺伝子検査を実施した結果、11頭全てで陽性が確認され、国の検査機関でも感染が確定しました。

県は28日夜から、のべ487人の県職員を動員してこの農場のブタ17500頭の殺処分を開始しました。昼夜2交代で行われていて、30日午後7時現在、全体の28%にあたる5038頭の処分を終えました。また、県建設業協会の協力を得て、殺処分したブタを埋める作業も始まっています。


なお、県内では全ての養豚場が豚熱ワクチン接種を行っていることから、他の養豚場の移動や出荷の制限は行わないということです。

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