海上自衛隊は、今月8日に千葉県柏市の下総航空基地で起きた航空機の事故について、訓練生の操縦ミスと教官操縦士の不手際が重なって起きたと発表しました。

この事故は、今月8日、千葉県柏市の下総航空基地で訓練中のP-3C哨戒機が着陸した際、滑走路を外れて停止したものです。

機体は前脚部分が損傷したものの、搭乗していた隊員12人にけがはありませんでした。

海上自衛隊によりますと、事故は訓練生の操縦で着陸した際に機体が滑走路の右側に逸れたため、教官が操縦を引き取ったところ、教官の過度な修正操作により、機体が左右に大きく曲がり、滑走路を逸脱したことで起きたということです。

海上自衛隊 酒井良幕僚長
「再発防止策を徹底しつつ、航空機の安全運航に万全を期してまいります」

気象条件や機体の不具合などは確認されなかったことを踏まえ、海上自衛隊は事故当日から見合わせていた同型機や派生機の訓練飛行を早ければ29日にも再開させる方針です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。