研究室で強い毒性のある青酸カリがなくなった問題で、5月27日、大学が再発防止策を発表しました。

 5月2日、大阪公立大学では工学研究科の研究室で160人から250人分の致死量にあたる青酸カリと青酸ソーダ、計50gがなくなっていたことが分かりましたが、今も見つかっていません。

 この問題を受け、27日、大学は再発防止策を発表し、毒物などに関する管理ルールを改正しました。具体的には、これまで毒物や劇物の保管庫は一部の教員や学生が開けることができましたが、今後、保管庫や鍵は責任者の教員が管理し、毒物の取り出しや返却を行うということです。また、使用予定がない毒物も速やかに廃棄することなどを新たに定める方針です。

 大学側は、保管庫を開けるIDカードの履歴が残ることなどから、今回の問題に第三者が関与した可能性は低いとしています。

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