日本・中国・韓国の3か国による首脳会談が韓国で行われ、停滞しているFTA=自由貿易協定の交渉加速などを盛り込んだ共同宣言を採択しました。

記者
「青瓦台の迎賓館の中で、3か国の首脳会談がおよそ4年半ぶりに開かれています」

日中韓の首脳は、▼来年から2年間を日中韓の文化交流年とするなど、人的交流を促進することや、▼世界全体のGDPの2割以上を占める日中韓がFTAの実現に向け、交渉を加速していくための議論を続けることなどを盛り込んだ共同宣言を採択しました。

また、ASEAN=東南アジア諸国連合との協力を推進していくことも確認しました。

一方で、北朝鮮情勢については、首脳間で温度差もみられました。

岸田総理
「仮に発射を強行すれば、国連安保理決議に違反するものであり、強く中止を求める旨を述べました」

岸田総理と尹大統領は北朝鮮の非核化の重要性を訴えたほか、北朝鮮の衛星ロケット打ち上げの通報を受け、打ち上げの中止を求めました。

これに対し、中国の李強首相は、衛星については言及せず、朝鮮半島情勢についても従来の立場を繰り返すにとどめています。

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