肌の大敵「紫外線」。もう対策を始める時期です。
心地よい初夏、屋外へ出る機会も多くなってきました。気温の上昇とともに気になるのが、強い日ざし…。今の時期、紫外線対策していますか?街の人に聞いてみると…。
40代
「そんなにしていないです」
10代
「8月よりは気にしないかな」
20代
「夏前は少し気が抜ける感じがありますね」
一方で専門家は…。
札幌皮膚科クリニック 安部正敏院長
「北海道では、4月下旬くらいから10月頭ぐらいまで、紫外線は一気に増えていく」
今から大切な紫外線対策をもうひとホリします!
札幌市のドラッグストアには、この時期から、日焼け止めが数多く並んでいます。とくに売れ筋なのは…。
アインズ&トルペ 高橋咲さん
「去年、人気で品切れしたアユーラのウォーターフィールUVジェルが今年も人気。サラッとベタベタしない付け心地」
さらさらパウダー配合で、肌でよく伸びるのが特徴です。
このほか、紫外線対策の定番の日傘や、腕周りを守るアームカバー、手袋などのグッズも!
アインズ&トルペ 高橋咲さん
「例年ですと、5月中旬ぐらいから入荷し始めて、6月ごろから売れ始めるんですが、今年はすでに日焼け止めや日傘などが売れ始めてきた」
しっかりと対策を始めている人もいました。
30代
「夏と同じぐらい日焼け止めを塗って、UVカットの眼鏡して日傘をもっている。子どももいるからこういうのがあると、一緒に守れるので」
気象庁の観測では 紫外線量のピークは7月・8月ですが、すでに5月には、強いレベルの紫外線が届きはじめていて、決して油断できません。
札幌皮膚科クリニック 安部正敏院長
「紫外線というのは皮膚がんを出したり、その前段階でシミそばかすを出したり、あるいはしわを作ったりする」
太陽から届く紫外線には、しわやたるみなど、肌の老化の原因となるUVAと、日焼けを起こすことでシミをつくり、皮膚ガンの原因にもなるUVBの2つの波長があり、人体にさまざまな影響を及ぼします。
札幌皮膚科クリニック 安部正敏院長
「皮膚だけじゃなくて、全身的な影響も出てくることが最近よくわかってきた。紫外線からのスキンケアは、もう性別関係なく、男性にもぜひしっかりやってほしい」
堀内大輝キャスター
「紫外線対策は肌だけではないんです。目もケアが必要だということなんです」
メガネのシオジリ 山本孝志さん
「長年紫外線を受けていると、白内障とか加齢黄斑変性症とか、目の中の大事な成分を壊してしまうリスクがあることがわかっている」
札幌にある眼鏡店では、すべてのメガネに、目から吸収する紫外線をカットするレンズが使われています。なかでも、おすすめの商品は…。
メガネのシオジリ 山本孝志さん
「こちらは調光レンズというものになりまして、紫外線に反応して色が変わるレンズになっています」
屋内では、薄い色のレンズが屋外に出ると色が濃く変わり、まぶしさを防ぎます。場所を問わずに快適に使える優れモノのサングラスです。
紫外線は、肌の日焼けだけじゃなく、目の病気にまで結びつきます。
紫外線が目に及ぼす影響として、白内障、網膜の黄斑変性症、角膜炎の発症により、視力が低下するリスクが高まります。
また、目から入った紫外線を脳が感知することで、皮膚を守るためのメラニン色素が作られ、シミの原因にもなります。
目のダメージは、肌の日焼けに比べて自分で気付きにくい面もありますが、一番の対策はサングラスです。
そのレンズにもタイプがあり、調光レンズは紫外線を感知して色が変わります。取材した店では2万円台前半からありました。
偏向レンズは、水や雪による光の乱反射をカットできるので海水浴やスキーなど、屋外でのレジャーに最適です。
また、サングラスではありませんが、無色のレンズでも紫外線カットできるものがあります。
ちなみに、眩しさを軽減するレンズの色の濃さと、紫外線カットの効果は別のものということです。
目はむき出しの臓器とも言われます。肌とともに、目の紫外線対策も意識してみてください。
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