北海道の初夏の味覚、そして“高級フルーツ”としても有名な「夕張メロン」が23日、初出荷されました。

北海道夕張市滝ノ上の工藤慎也さんのハウスでは23日朝、およそ200玉の「夕張メロン」が収穫され、今シーズン初めて出荷されました。

 今年は、春先の天候にも恵まれ、甘味が乗ったおいしいメロンに仕上がったということです。夕張市農協は今年度、3000トン以上の出荷を見込んでいます。

夕張メロン農家 工藤慎也さん
「皆さんに、おいしいと思ってもらえるようなメロンができたのでので、ぜひ楽しみに待っていただけたらと思います」

収穫されたメロンは24日、札幌市中央卸売市場で“初競り”にかけられる予定で、これまでの最高値は2019年の2玉500万円、去年は過去2番目となる350万円の値がつきました。

 2019年の最高値2玉500万円は、元号が“令和”になって初競りだったことや、この前年の2018年に起きた胆振東部地震からの復興の願いを込めた、いわゆる“ご祝儀相場”でした。

 2020年は一転、新型コロナウィルスの感染拡大の影響によって、経済が冷え込んだことなどから、12万円と厳しい初競りになりました。

その後、徐々に回復して去年は、過去2番目の高値となる350万円の値をつけました。

今年は過去最高を上回るのか、それとも上回らないのか…24日の初競りどうなるのかに注目です。

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