北海道胆振地方のむかわ町で今、「むかわ竜」を展示する新たな博物館を作る計画が進められています。
北海道むかわ町穂別で発掘された“ハドロサウルス科”の「むかわ竜」こと「カムイサウルス・ジャポニクス」。
2013年から2014年にかけて発掘作業が行われ、国内最大となる8メートルの恐竜全身骨格の8割が見つかりました。
その後、「むかわ竜」は。2021年から穂別博物館に展示され、むかわ町の名所として愛されて続けています。
しかし、展示室に入りきらないため、飾られているのは「むかわ竜」の“尾と大腿骨”の実物の化石。
そして、尾が外された状態の全身骨格のレプリカのみです。
そのため、穂別博物館は、化石を最大限展示するスペースを設けるため、向かいに博物館を新設するプロジェクトを、2018年3月に立ち上げました。
20日に開かれた住民説明会では、新しい博物館には、実物とレプリカの全身骨格が展示されることや、建物内に温浴施設をつくり、さらなる集客を目指していることが発表されました。
博物館新設の予算は、約12億円です。
住民
「設計にあたって、今の(予想来場者)人数はその程度予想していた?」
むかわ町穂別博物館 櫻井和彦館長
「目指している数字は(年間)3万5000人。むかわ町穂別で見つかった化石の魅力を存分に感じて“カムイサウルス”をはじめとした恐竜化石を存分に楽しんでいただきたい」
新しい博物館は2026年春のオープンを目指しており、6月中に実施計画が確定する予定です。
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