将棋の藤井聡太八冠(21)が初防衛を目指す「名人戦」は19日、大分での第4局で藤井八冠が負けたため、決戦の舞台は北海道紋別市に移りました。名勝負がやって来る!地元は喜びに沸いています。

先に4勝した方がタイトル獲得となる「名人戦」。

挑戦者の豊島将之九段(34)に3連勝し、初防衛まであと1勝の藤井八冠は19日、大分での第4局でシリーズ初黒星を喫し、決戦の舞台は来週、第5局が行われる紋別市に移りました。

 藤井聡太八冠
「すぐに(次の対局が)あるので、気持ちを切り替えて頑張りたい」

 第5局の会場は、紋別市の老舗「ホテルオホーツクパレス紋別」です。

 ホテルオホーツクパレス紋別 阿墨智史常務
「対局会場はこちらになります。4階と低めの階層ですが、オホーツク海が一望できる」

窓からオホーツク海を望める和室は、2004年にも『王位戦』が行われた由緒ある部屋。

 床は、工事中で撮影できませんでしたが、真新しい畳に張り替えて両棋士を迎えます。

 ホテルオホーツクパレス紋別 阿墨智史常務
「とても名誉なことだと思っているが、あくまでも対局に集中してもらうよう手伝いを精いっぱいやるだけだと思っている」

マチも準備万端です。紋別市は対局で提供する「勝負めし」「勝負スイーツ」を市内の飲食店から募り、37品を用意しました。

 こちらのお店が提供する「勝負めし」は、地元産のホタテをごろんと載せたスパイスカレー。

 スタミナあふれるメニューに地元の味覚を添えました。

激しい頭脳戦に欠かせない「勝負おやつ」も用意。

 紋別市のとなり、興部町産の牛乳をベースに北海道産のビート糖から作ったほろ苦カラメルがかかったプリンで応援します。

カフェ&レストラン ゴッチッタ 小野絵里さん
「(きのうプリンを)食べてましたよね?調べたらプリン食べていたので、(両棋士は)やっぱり好きだと思った。選ばれたらうれしいな」

初防衛が懸かる藤井八冠に、「名人」復帰に後がない豊島九段。

名勝負が予想される紋別対局は、5月26日、27日に指されます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。