5月1日に水俣病の患者・被害者団体との懇談会で環境省の職員がマイクの音を切った問題を受け、立憲民主党の国会議員が熊本県水俣市に入り、関係者から意見を聞きました。
水俣市を訪れたのは、立憲民主党の環境部門の近藤昭一(こんどう しょういち)部門長や西村智奈美(にしむら ちなみ)代表代行など9人の国会議員です。
議員たちは、8団体から約5時間かけて現状や課題などを聞き取りました。
水俣病被害市民の会 山下善寛 代表「政府の現在の水俣病対策をそのままに表現したのが、今回のマイクオフ問題ではないかと思います」
団体側からは「被害者は高齢化している。国による不知火海(しらぬいかい)沿岸の健康調査を迅速にしてほしい」「司法でも問題が指摘されてきた水俣病の認定基準を変えない限り、水俣病の解決はない」などの意見が上がりました。
立憲民主党 環境部門 近藤昭一 部門長「本当に患者や被害者に寄り添っていくためには、国が最後まで責任を取らなくてはいけない」
立憲民主党は今後、被害者救済のための法案を今国会の会期中にまとめたいとしています。
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