鹿児島県十島村の口之島沖で先月、韓国籍のタンカーが座礁した事故です。先週、船体が2つに折れたことで、積み荷だった有害物質が「流出している可能性が極めて高い」ことが分かりました。
この事故は先月16日、十島村の口之島沖で化学物質を積んだ韓国籍のタンカーが座礁したもので、今月16日、タンカーの船体が2つに折れていることが分かりました。
第十管区海上保安本部によりますと、サルベージ会社から20日、「貨物タンクが損傷していて、化学物質が流出している可能性が極めて高い」との連絡があったということです。
化学物質はナイロンの原料となる「シクロヘキサン」で海面に出ると気化し、吸うと頭痛やめまいを引き起こす可能性があります。
これまでのところ、口之島沿岸部では確認されていないということですが、十管は現場付近を航行する船に対し、近づかないよう注意を呼びかけています。
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