大相撲で110年ぶりの新入幕優勝を成し遂げた尊富士。場所後初めての里帰りは、熱烈な歓迎を受けました。

2日間と限られた時間でしたが、故郷だからこそのリラックスした表情でファンと交流を深め、大相撲で「頂点を目指す」と誓いました。

五所川原市の人口上回る約5万5000人が大歓迎した「凱旋パレード」

尊富士 関
「大相撲春場所13日目が終わってから、ふと支度部屋でテレビを見ていたんですけど、その時にみんなが応援していて、正直止めてほしかったくらい。緊張…は、してませんけど(笑い)」

地元・五所川原市で1日、マイクを握った尊富士。ユーモアたっぷりな挨拶で、満員の国技館を優に超すほどの観客を沸かせました。110年ぶりの新入幕優勝を果たした角界の新鋭の人気は絶大で、凱旋パレードの観客は2か所であわせて約5万5000人。五所川原市の人口を上回るほどです。

車の中は行く先々で渡された花束で埋め尽くさんばかりとなりました。

この凱旋で、五所川原市役所での記者会見を始め、様々な場所に足を運んだカメラマンがいました―。

「ある写真を見せるために…」尊富士を追う1人のカメラマン

カメラマン・野田繁憲さん

愛知県春日井市のカメラマン・野田繁憲さんです。密着した「ワケ」。それはある写真を見せるためです。

2023年7月の名古屋場所のあとに開かれた、伊勢ヶ濱部屋のパーティで撮影した「まげを結っていない尊富士」です。

カメラマン・野田繁憲さん
「かっこいい人がこちらに歩いてきて、(当時は)尊富士という名前は知らずに『すみません写真いいですか?』と言ったら『いいですよ』と言われたので、写真を撮らせていただきました」

野田さんは1日、佐々木孝昌市長を通してアポイントメントをとり、無事に尊富士へ写真を見せることができました。

カメラマン・野田繁憲さん
「私の思いとしては大関・横綱になったら、きょうも盛り上がったけど、それ以上に盛り上がる。どんどん来なければいけない五所川原に。どこかに部屋を借りないといけないね」

そして、尊富士は青森市でもファンと交流を深めていました―。

青森市で尊富士が食べた『特上うなぎ』とは?

青森市のうなぎ専門店「川よし」。

倉島彩能 記者
「尊富士はうなぎの老舗『川よし』を訪れ、こちらの席で食事をしたということです」

尊富士が食べたのは、通常よりお茶碗一杯分のご飯が多い『大盛りの特上うな重』です。このボリュームもペロリとたいらげたそうです。

尊富士 関
Q.青森帰ってきてうなぎ美味しかったですか?
「おいしかったですね」

一躍、青森県を代表する有名人になった尊富士に代表の松崎さんは、こう、エールをおくったといいます。

川よし 松崎利夫代表
「(また)食べに来てくださいと、ドライバーの人もいるだろうから『5人前分(川よしの商品券が)入っているから使ってください』って言って渡しました。『テレビよりもいい、男前ですね』と言って『頑張ってくださいね』と伝えた」

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