大型連休で海の生き物たちも旅行気分でしょうか?陸奥湾に、青森県内では姿を見せるのが珍しい『ミンククジラ』と見られる生物が現われました。

海水が噴水のように吹き上がったと思った直後、今度は大きな体が海面から飛び出しました。

3日午前5時半過ぎ、むつ市に住む伊藤洋一さんが、大湊小学校の近くから陸奥湾を映した映像です。

クジラのようにも見えますが、海の生物に詳しい浅虫水族館の職員に聴くと…。

浅虫水族館・飼育展示部長 櫛引俊彦さん
「この時期多く見られるのがミンククジラなので、ミンククジラではないかとは思います。おそらく餌となるマイワシや小さいマサバがこの時期今いますので、それを狙っているんではないかと思われます」

ミンククジラは、大人になると8.5m~9.2mほどのサイズになるクジラで、北半球の広い範囲に生息していますが、県内で姿を見せるのは珍しいということです。

伊藤さんは、前日には脇野沢で陸奥湾フェリーの近くをイルカが跳ねている姿も捉えていて、陸奥湾には「豊かな海の魅力が集まっていることを知ってもらえたら」と話していました。

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