12日(木)にかけては強い寒気が南下し、北日本だけでなく東日本の山沿いでも積雪が急増するおそれがあります。14日(土)から15日(日)にかけては、さらに強い寒気が入り大雪や吹雪で道路への影響が拡大しそうです。

12日(木)は日本付近は西高東低の冬型の気圧配置で、北海道や東北は日本海側を中心に平地でも雪で、積雪が増えそうです。

このため日本気象協会 tenki.jpは、北海道を中心に道路への影響が大きくなると予想しています。また、群馬県など関東北部から長野県北部、北陸のいずれも山沿いで積雪が増え、東海から山陰にかけての山でも雪が降る見込みです。車の運転は十分な注意が必要です。

13日(金)は、いったん冬型は緩む傾向ですが、北日本を中心に積雪の増えるところがありそうです。

14日(土)~15日(日)は冬型の気圧配置が強まる影響で、さらに強烈な寒気が流れ込む見込みです。日本海側は北海道から山陰まで道路の影響がでる恐れがあります。

このあと14日(土)にかけての72時間予想降雪量をみると北海道から北陸にかけての日本海側で多くなっていて、山形県や新潟県の山沿いでは1メートルくらい予想されています。

長野県北部などでは大雪警報が出る可能性もありますので、東北や北陸、長野県や群馬県周辺の峠越えを予定される方は車の立ち往生に十分な注意が必要です。

トンネル出入り口や橋の上など…凍結に注意

▼雪道で車を運転する場合は、スノータイヤを装着し、急発進、急停車にならないよう、普段よりもゆっくり慎重に運転してください。車間距離は普段の倍以上とりましょう。

▼トンネルの出入り口や橋の上などは路面が凍結しやすいため、特に注意が必要です。通行止めや渋滞の情報をあらかじめ確認してから出かけましょう。2輪車(バイクや自転車)は転倒のおそれが非常に高いため、運転しないでください。

▼公共交通機関を利用する場合は、間引き運転や減速運転によって普段より時間がかかり、混雑することが予想されます。運行情報や迂回ルートを確認してから行動してください。

大雪のピークが過ぎてないときに行動すると、大きなケガにつながったり、帰宅困難になったりします。慎重に行動してください。

厳冬期は要注意…ヒートショック防ぐには

冬の時期は、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度の変化によって身体がダメージを受ける「ヒートショック」が発生しやすくなります。ヒートショックを防ぐには、次の4つのポイントをご紹介します。

① 脱衣所や浴室は、入浴する前に暖めておきましょう。

暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入り、その後、浴槽につかると、寒暖差で血圧が急激に変化してしまいます。浴室に暖房設備がない場合は、シャワーを使って浴槽に給湯したり、浴槽のお湯が沸いたらよくかき混ぜた後、蓋を取って湯気を充満させたりするのも効果的です。

② 入浴の際は、お湯の温度は41度以下、時間は10分以内を心がけましょう。

入浴する時間帯は、夜遅い時間帯だと冷え込んできますので、早めの時間帯を心がけてください。

③ 浴槽で体を暖めた後は、できるだけゆっくり立ち上がるようにしましょう。

手すりがあれば活用し、手すりがない場合でも、浴槽のへりにしっかり手をかけて立ち上がってください。

④ 食後すぐの入浴や、飲酒後の入浴は避けましょう。

食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することもありますし、飲酒によっても一時的に血圧が下がります。体調の悪い時も、入浴は避けてください。

凍結してもお湯かけない…水道凍結どう防ぐ

冷え込みが強まると水道が凍結してしまうことがあります。水道の凍結に特に注意が必要なのは、以下のような時です。

1つめは、気温がマイナス4℃以下になる時です。

水道管が屋外にある場合は、建物の北側で日が当たらない・強い風が吹きやすい場所・むき出しになっていたりすると、気温がマイナス4℃以下まで下がらなくても、水道が凍結しやすくなります。

2つめは、「真冬日(最高気温が0℃未満の日)」が続いた時です。

日中も気温があまり上がらないと、水道管の中では水が冷やされたままなので、凍結しやすくなります。

3つめは、旅行や帰省で家を留守にするなど、長い時間、水道を使わない時です。

事前に、水道管の中から水を抜いておきましょう。屋外でむき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておきましょう。

もし、水道が凍結してしまった場合は、蛇口などに直接お湯をかけたりするのもは危険で、禁物です。必ずお住まいの自治体に相談するか、水道業者へ修繕作業を依頼してください。

次に今後の雪と雨を3時間ごとのシミュレーションで見ていきます。

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