北朝鮮による拉致問題について若年層に関心を持ってもらおうと、拉致被害者の3人とその出身地の小学生らが10日午後、『拉致問題を考えるオンライン子ども会議』を行いました。


新潟県柏崎市立北鯖石小学校の会場には、拉致被害者で柏崎市出身の蓮池薫さん(新潟産業大学 特任教授)が参加。

会議はオンラインで、佐渡市立真野小学校や福井県小浜市立内外海小学校とつながっていて、それぞれ佐渡市出身の曽我ひとみさんと小浜市出身の地村保志さんも参加しました。

子どもたちはそれぞれの学校でこれまで、拉致被害者の講演を聞いたり拉致問題に関する動画を見たりすることで、理解を深めてきました。

「6年生で話し合い、拉致問題の解決に向けて自分たちにできることを考えたとき、一人でも多くの人に拉致問題について伝えたいと全員が思いました」

子どもたちは、拉致問題の早期解決を求めるポスター・チラシ・動画を制作することや、政府に手紙を送ることなど、拉致問題を啓発するために自分たちができることを発表。

蓮池さんは「子どもたちまでもが拉致問題を忘れていない、という北朝鮮へのメッセージになる」とし、拉致問題の早期解決を世代関係なく取り組むべきと訴えました。

【蓮池薫さん】
「ありがたいなと思いますし、地方の一部ではありますが、ここから出た芽を政府は育てて広げていくという意味で、私も何かしていきたい」

北鯖石小学校では、拉致問題早期解決を求める動画・チラシ・ポスターの制作を、年明けから進めていくということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。