週末、強い寒気が流れ込みこの冬一番の寒さとなった山陰地方。
松江では8日、初雪も観測されました。今週末から再び冷え込む予報で、平野部でも再び雪への警戒が必要です。
雪を待ちわびるスキー場ですが、ここにも値上げの波が押し寄せています。
記者 安松裕一
「冷たい空気が感じられるけさの鳥取市。通勤通学の人たちも防寒対策をしっかりしています」
8日は今シーズン一番の寒気が流れ込み、松江で初雪を観測するなど寒い1日となった一方で、9日は冬型の気圧配置は緩みましたが、島根県の出雲空港で3.3℃、吉賀で氷点下0.6℃と今シーズン最も寒くなりました。
そうなると気になるのが雪。その雪を待ちわびるのは。
記者 土江諒
「だいせんホワイトリゾートのこちらのゲレンデ、上まで真っ白で今にもスキーが楽しめそうだが、ちょっとまだ浅いような気がします」
鳥取県大山町のスキー場、だいせんホワイトリゾートです。
この週末の雪でゲレンデには10センチほど積もっていましたが、芝がところどころ顔をのぞかせていて、スキーを楽しむにはもう少し雪が降って欲しいところ。
ゲレンデ近くのレンタルショップではオープンに向け準備に追われていました。
スノーレンタルショップぎんれい 絹見安史 代表
「今年は雪が降るという風にだいたい言っているので、それに期待をかけて頑張りたい」
昨シーズンは雪不足に人手不足も重なりオープンから1か月ほどはエリアを限定した営業を強いられ、来場者数は約7万7000人。ピーク時の30年前と比べると、5分の1しかありません。
スノーレンタルショップぎんれい 絹見安史 代表
「やっぱりね、仕入れ値段も上がってきますしね」
さらにスキー板やシューズなどの仕入れ価格が去年に比べて2割から3割上昇。
レンタル料金の値上げを1度は考えたそうですが、客足の減少につなげたくないと据え置く判断をしました。
スノーレンタルショップぎんれい 絹見安史 代表
「いっぱい降るとお客さんもなかなか来づらくなってしまうので、ほどよい雪というのがね一番良いかなと。1mくらいはね、ずーっとキープしていただけたら」
だいせんホワイトリゾートは今月21日オープン予定で、今週末の再びの雪に期待を寄せます。
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