リーグ最終戦で明治安田J3リーグで3位が確定しているカターレ富山は24日、アウェーで1位大宮と対戦しました。現地に乗り込んだ大応援団の声援を受け、カターレが勝利でリーグ戦を締めくくり、昇格プレーオフへ弾みをつけました。

24日、アウェー・大宮の地で行われたリーグ最終戦。昇格プレーオフを決めているカターレは1位・大宮相手に勝って勢いをつけたいところ…

アウェーにも関わらず1000人を超えるカターレサポーターが駆けつけ、大声援を送りました。

立ち上がりから積極的に攻めるカターレ。

しかし相手は、王者・大宮。容赦なくカターレゴールに迫ります。

息もつけない攻防が続く中、前半30分。オーバーラップした西矢のクロスに、安光。

ディフェンダーながら今シーズン8ゴール目。超攻撃的サイドバック・安光がゴール前での一撃で先制すると…

前半アディショナルタイム。またもや安光がミドルシュート！こぼれたところに、碓井！

碓井はチーム最多に並ぶ9得点目をマーク。
サポーターとともに喜びを分かち合います。

2対1の勝利でリーグ戦を締めくくり

後半、プレーオフを見据えカターレは次々と選手を交代。

さらにギアを上げて攻撃してくる大宮にも柔軟に対応。今シーズン大活躍、チームの守護神・田川もナイスセーブを見せます。

カターレは試合終了間際に大宮にPKを与え、失点を許すも、2対1の勝利でリーグ戦を締めくくりました。王者・大宮を撃破し、2連勝と勢いに乗って昇格プレーオフに挑みます。

安光将作選手
「（プレーオフへの）弾みにしようってことでこのゲームみんなで臨んでたんで、きょうこういうゲームができてよかった。多くの方が大宮まで富山から来てくれて、このサポーターの声援を受けて（プレーオフの試合を）ホームでできるんで、そのアドバンテージをいかして、しっかりまず来週のゲーム勝って、次のステージに進みたい」

今シーズンのカターレは、16勝6敗16分けと負けが少なく、引き分けが多いです。負け試合を引き分けに持ち込み、勝ち点を積み重ねて、3位での昇格プレーオフを掴んだということです。

プレーオフ、その初戦、準決勝で戦う相手は6位のFC大阪です。今シーズンの戦いではカターレが1勝1分けと「負けなし」ですが、FC大阪は今季の失点数がリーグ最少の31と、堅い守備が持ち味、侮れない相手です。

さて今シーズンから新設された昇格プレーオフ、3位のカターレは準決勝・決勝ともにホーム・県総で行うことができます。そして90分戦って引き分けの場合は上位チームが突破となります。

勝負のプレーオフ・準決勝は12月1日午後2時キックオフです。準決勝は引き分け以上で決勝に進みます。

決勝は12月7日で、松本山雅（4位）・福島（5位）の勝者と戦います。決勝も引き分け以上でJ2昇格が決まります。

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