山梨県初のプロ野球球団 山梨ファイアーウィンズは、来年の独立リーグ参入へ戦力を充実させるため、先週、入団テスト=トライアウトを行いました。

県出身の選手たちもチャレンジしています。

今月20日、グラウンドに集まったのはプロ野球入りを目指す29人の選手、山梨ファイアーウィンズのトライアウトです。

今年本格的に始動したファイアーウィンズは、県外の独立チームや巨人の3軍と試合を重ね、来年のBCリーグ参入が決まりました。

BCリーグは東北と関東甲信越の8チームで構成するリーグで、年間58試合を戦います。

このため戦力の充実が必要です。

山梨ファイアーウィンズ 加藤幹典 球団代表:
「ピッチャーがどうしてもシーズンを戦うと数が足りなくなってくるので、そういうピッチャーがいたら積極的に取りたい」
山梨ファイアーウィンズ 五島裕二 監督:
「足の速い選手を私は見ていきたい」

チームは現有戦力と新入団選手合わせて19人を発表し、今回のトライアウトから数人を獲得する予定で、この日は体力テストから始まりました。

スイングスピードに重さ5㎏のボールを投げるテスト、そして遠投と50m走です。

トライアウトには県内出身の選手も参加しました。

高校3年生の滝澤旺典さんと松原宇宙さんです。

富士学苑高校 3年 滝澤旺典選手:
「富士学苑高校で野球をやっています。小さいころからずっとやっていて、野球を嫌いになったことがなくて、この先ずっと野球をやっていきたい」
甲府工業高校 3年 松原宇宙選手:
「小さい頃からプロ野球選手になるのが夢で、トライアウトがあると聞いた時に自分の夢がかなうのではないかと思い、トライアウトを受けました」

甲府西高から山梨大学へ進学して、野球部に所属した甲斐市出身の村松大輔さんは、この2年間、福岡と北海道の独立リーグでプレーしてきました。

甲斐市出身 村松大輔さん:
「やっぱりプロに行きたい、NPBに行きたいというのが、いろんな人から無理だと言われるけど野球をやっている以上は目指していきたいので自分なりに頑張ってやっています」

プロ野球選手を目指し、独立リーグにプレーの場を求める選手は増加しています。

山梨ファイアーウィンズ 加藤幹典 球団代表:
「大学だと4年間はプロ野球(NPB)のドラフトにかからない。社会人は高校卒業が3年、大学卒業が2年というのがあるので、独立リーグだと1年目から指名がかかるので、若い選手たちも早いチャンスを目指して独立リーグに流れている」
「新たな選択肢として社会人・大学ではなく、独立リーグを選ぶ選手は増えている状況」

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