静岡県知事選挙の告示まであと9日、公明党県本部は4月30日、特定の立候補予定者に推薦は出さず、自主投票とすることを発表しました。地域性などを踏まえて「意見集約ができなかった」としています。

公明党静岡県本部は4月30日午後、会見を開きました。

<公明党県本部 蓮池章平代表代行>
「この知事選については自主投票とさせていただくことにいたしました」

静岡県知事選挙をめぐり、元副知事の大村慎一さん、前の浜松市長・鈴木康友さんから推薦の依頼がありましたが、公明党はどちらにも推薦を出さず「自主投票」とすることを決定しました。

<公明党県本部 蓮池章平代表代行>
「地域性やこれまでの人間関係等で、どちらか一人に出すことについての意見集約ができなかったことが一番大きな要因だと思っています」

地域間対立も指摘される今回の知事選。静岡市の難波市長は慎重な姿勢です。

<静岡市 難波喬司市長>
「(現状)私が市長としてどなたか特定の候補を応援、支援する考えはありません」

難波市長は「地域間の分断と捉えられる可能性があり、連携が損なわれることを防ぐため」としています。

新たなかじ取り役に求める資質を問われると…。

<静岡市 難波喬司市長>
「実務をしっかりまわしていって各市長の話もしっかり聞いてくれて、反対を唱えるだけではなく、物事を前に進めることができる方を望んでいる」

一方、伊豆半島の市長からは東部の活性化を求める声があがります。

<伊東市 小野達也市長>
「特に伊豆半島のこと。伊豆半島東部のことと言いますか、あのなかなか産業という産業がですね、あのない地域にとってはですねええ、やはり重要な立場の方だと思いますので」

告示日まで、あと9日。静岡県庁では4月30日、選挙の告示日当日に立候補者の届け出がスムーズに行えるよう、県選挙管理委員会が書類に不備がないか確認しました。すでに出馬表明している大村さん、鈴木さん、共産党県委員長の森さんの陣営のほか、4つの陣営が訪れました。

静岡県知事選挙は、5月9日告示、26日投開票です。

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