中国の10月の輸出額は、去年の同じ月と比べてプラス12.7％となりました。伸び率は前の月よりも急激に拡大しています。
中国の税関当局が7日に発表した貿易統計によりますと、10月の輸出額は3090億ドル＝日本円でおよそ47兆円となり、去年の同じ月と比べてプラス12.7％となりました。
輸出額の増加は7か月連続ですが、伸び率は前の月の2.4％より急激に拡大しました。地域別にみると、東南アジア諸国やラテンアメリカ向けの輸出が大きく伸びているほか、品目別には自動車や家電の輸出が大きく伸びています。
中国のメディアは輸出の伸び率が拡大した背景の1つとして、比較的好調なアメリカ経済などにけん引されて外需がまだ底堅いことなどをあげています。
しかし、アメリカのトランプ氏が大統領選挙で勝利したことから今後は貿易摩擦が激しくなる可能性もあります。
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