米大統領選でトランプ前大統領が勝利する見通しとなったことを受け、ロシアのペスコフ大統領報道官は6日、プーチン大統領がトランプ氏の勝利を祝福するかどうかは承知していないとし、その上で「我が国に対する戦争に直接的、間接的に関わっている非友好国の話であることを忘れないでほしい」と話した。インタファクス通信が報じた。
ペスコフ氏は、現在の露米関係は最悪の状態にあるとし、今後については「次の米国の指導者次第だ」と強調した。その上で、次期大統領が就任する来年1月以降の米国の動向を注視する必要があると話した。
また、トランプ氏がウクライナでの戦争を終わらせると主張していることについては「大統領執務室に入ったとき、その発言は時として選挙期間中とは違ったトーンになる」と指摘。「我々は全てを注意深く分析した上で結論を出す」と慎重な姿勢を示した。【モスクワ山衛守剛】
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