米大統領選で対決する民主党のハリス副大統領(右)と共和党のトランプ前大統領=AP

 米大統領選は5日、投票が行われ、一部の州で開票が始まった。民主党のカマラ・ハリス副大統領(60)と共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)による大接戦となっており、激戦7州の行方が勝敗を左右する。

 激戦州の一部では5日夜(日本時間6日昼ごろ)にも結果が判明する可能性がある。前回の2020年大統領選と同様、トランプ氏が一方的に「勝利宣言」をする可能性があり、ハリス陣営も対応を検討している。

 ハリス氏は選挙戦を終えて、5日未明に首都ワシントンの副大統領公邸に戻った。5日は激戦州のラジオ局への出演やソーシャルメディアでの発信で有権者に支持を呼びかけた。5日夜はワシントンにある母校のハワード大学で集会を開き、開票の途中経過を受けて演説する予定だ。

 トランプ氏は5日午前2時過ぎに最後の演説を終え、地元の南部フロリダ州に戻った。投票を済ませた後、「非常に自信がある。過去3回でベストの選挙戦だった」と語った。自宅で開票経過を見守り、5日深夜に近くで開く集会で支持者を前に演説する方針だ。【ワシントン秋山信一】

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