中国外務省はスパイ容疑で韓国人を逮捕したことを明らかにしました。

中国外務省の林剣報道官は、29日の会見で中国当局がスパイ容疑で韓国人を逮捕したと明らかにしました。具体的な容疑などはわかっていません。

林報道官は「中国は法治国家であり、法に基づき違法行為や犯罪行為を捜査、処罰する」としています。

中国では去年7月からスパイ行為の範囲を拡大した改正反スパイ法が施行されるなど、習近平指導部が重要視する「国家安全」を守るための体制強化が進められています。

反スパイ法をめぐっては去年、アステラス製薬の日本人男性社員が拘束されるなど、2014年に反スパイ法が施行されて以降、日本人17人が拘束されており、日本企業が投資やビジネス拡大を躊躇する一因にもなっています。

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