ロシアのプーチン大統領は24日、衛星画像などをもとに北朝鮮軍によるロシアへの兵士派遣について問われ、「もし画像があるなら、何かを反映している」と否定しませんでした。

プーチン大統領は24日の記者会見で、衛星画像などをもとに北朝鮮による兵士の派遣について問われ、「画像は重要だ。もし画像があるのなら、それは何かを反映している」と述べ、北朝鮮兵の存在を否定しませんでした。

プーチン大統領が北朝鮮軍によるロシアへの兵士派遣について、公の場で答えたのは初めてです。

また、ロシアと北朝鮮の相互の軍事支援を定めた「包括的戦略パートナーシップ条約」に触れ、「北朝鮮指導部が真剣に対応していることは、全く疑っていない」と強調しました。

その上で、「条約の枠組みの中で何をどのように進めるかは、われわれが判断する」と述べました。

条約では、一方の国が武力攻撃を受けて戦争状態に陥った場合、あらゆる手段を用いて直ちに軍事援助を提供すると規定しています。

こうした中、ウクライナ国防省は24日、SNSで「北朝鮮軍の最初の部隊が戦闘地域に到着した」とコメントしました。

その上で、23日にウクライナ軍が越境攻撃を続ける西部クルスク州で、北朝鮮兵の姿を確認したとしています。

北朝鮮軍の兵士派遣を巡りウクライナ当局は、約1万2000人の北朝鮮兵がロシアに送られているとして批判を強めています。

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