拡大後初となるBRICS首脳会議が、22日にロシアで開幕した。各国首脳とも個別に会談を行ったプーチン大統領。どんな狙いがあるのだろうか?
■イラン・エジプトなど新加盟 9カ国に拡大
BRICS首脳会議が開幕 この記事の写真中国の習近平国家主席やインドのモディ首相など、各国首脳が続々とロシア中部カザンに到着。日本時間22日、主要新興国・BRICS首脳会議が開幕した。
イラン、エジプトなどが加盟し9カ国に拡大BRICSはこれまでブラジルとロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国で構成。去年8月以降、新たにイラン、エジプトなどが加盟し、9カ国に拡大。世界人口の45%を占め、GDPは世界のおよそ36%に上る。
今回は拡大後、初めての全体会合となり、ロシアはBRICS諸国との対欧米姿勢で結束を狙う。
次のページは
■結束図るプーチン大統領 各国で異なる思惑■結束図るプーチン大統領 各国で異なる思惑
プーチン大統領、3カ月ぶりに習主席と会談そんなプーチン大統領は、3カ月ぶりに習主席と会談した。
両国の関係について「現代の国家関係構築の模範だ」と述べ、習主席も「両国関係は揺るがない」などと応じた。
ロシアとの取引を停止する中国の銀行も多いしかし、経済分野では西側による二次制裁を恐れ、ロシアとの取引を停止する中国の銀行も多く、プーチン大統領は会談で打開策を探ったとみられている。
「ロシアにとっては厳しい回答になるだろう」ロシア大統領府に近い関係者は「中国にとってはヨーロッパとの貿易も重要で、ロシアにとっては厳しい回答になるだろう」と指摘している。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年10月23日放送分より)
この記事の写真を見る鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。