■キューバで大停電 1000万人影響
暗闇の中で混乱が広がっています。
キューバの首都ハバナ。夜の町に金属音が響き渡ります。
音の正体は抗議活動。鍋やフライパンをたたいて不満を訴える住民たち。騒ぎを鎮めるため、軍も出動する事態となっています。
地元住民
「電気が来ないので食べ物は腐っている。4日も電気がないのは子どもたちにとって虐待のようなもの」
混乱の原因は、先週末から続いている大規模停電です。
アメリカ・フロリダ州やカリブ海で猛威を振るったハリケーン「ミルトン」。その影響で船が動かせず、発電所が燃料不足に。
さらに施設の老朽化などで故障も相次ぎ、停電が発生。1000万人に影響を及ぼしているのです。
ホテルも真っ暗。観光業にも支障が出ています。
アメリカからの観光客
「きのう着いたが、空港でトラブルがあってホテルも停電。それも冒険の一部」
観光客は前向きですが…。
CNN特派員
「人々は『一日中、待っているが電気が来ない』と話している。皆、冗談を言いながらも、本当に居心地が悪く、不満げで、いつ電気が復旧するのか見当もつかないことに非常に腹を立てている状況」
さらに追い打ちをかける事態が。
「ミルトン」に続いて、ハリケーン「オスカー」が襲来。本格的な復旧がいつになるのか見通しは立っていません。
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