北朝鮮がウクライナに侵攻するロシアを支援するため兵士を派遣しているとの情報に懸念が広がる中、国連で北朝鮮の代表が「根拠のないうわさだ」と主張しました。
ロシアの演習場にいる北朝鮮の兵士とする映像を公開するなど、北朝鮮がロシアに兵士を派遣しているとの見方を示すウクライナ。複数のウクライナメディアは21日、関係者の話として、北朝鮮の兵士およそ40人がロシア西部クルスク州の森に配置されていたことが確認されたと伝えました。
北朝鮮兵はロシア兵に軍事目的での気球の使い方の訓練を行った後、数日間、食糧を持たず、具体的な指示もないまま森に残されたということで、今月14日には一部の兵士が持ち場を離れ、2日後におよそ60キロ離れた場所で発見されたと報じています。
こうした中、21日、国連の軍縮を担当する委員会が開かれ、ウクライナの代表が「北朝鮮がウクライナ軍と戦うため、およそ1万1000人の正規軍を近く展開すると予想される」と指摘しました。これに対し、北朝鮮の代表は…
北朝鮮の代表
「ロシアとのいわゆる軍事協力だが、我が国のイメージを汚し、主権国家間の合法的かつ友好的な協力関係を損なうことを狙った根拠のないうわさについて、コメントする必要性を感じない」
また、国連の安全保障理事会では、ロシアのネベンジャ国連大使は、西側は「イラン、中国、北朝鮮の悪魔を登場させて恐怖をあおっている」などと反発しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。