中国政府は、インドと衝突を繰り返してきた国境の係争地をめぐる問題で、解決案に合意したと発表しました。
中国外務省 林剣報道官
「現在双方は解決案にすでに合意した。中国はこれを積極的に評価している」
中国外務省の林剣報道官は、22日の会見でこのように述べた上で、インドとの間で国境が定まっていない係争地をめぐり、合意に達したことを明らかにしました。
ただ、合意の中身はわかっていません。
中国とインドの間では国境をめぐり軍の衝突が断続的に起きていて、2020年には双方に死傷者が出る事態にまで発展しました。
しかし、2022年に両国政府が軍の一部を撤退させることで合意するなど、解決に向けた対話が活発化していました。
きょうからロシアで開かれるBRICSの首脳会議では、中国の習近平国家主席とインドのモディ首相が5年ぶりに首脳会談をする可能性が取りざたされており、今回の合意には首脳会談を前に両国の緊張を緩和させたい考えがあるとみられます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。