イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦に向け、仲介国のエジプトが、数日間の戦闘停止と引き換えにハマスが拘束する人質を解放する案をイスラエルに提示したと、アメリカメディアが報じました。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」は19日、複数のイスラエル当局者の話として、エジプトがイスラエルに対してパレスチナ自治区ガザでの戦闘停止に向け新たな案を提示したと報じました。
この案では、イスラエルとハマスが数日間、戦闘を停止するのと引き換えに、ハマスが拘束している人質のうち少数を解放するとしていて、その後に、より包括的な停戦交渉を行うとしています。
イスラエルではガラント国防相が賛成の姿勢を示す一方、極右閣僚からは反対の声があがっているほか、ハマス側もこれまで、恒久的な停戦やイスラエル軍のガザからの完全撤退を求めていて、この提案に同意するかは不透明な状況です。
こうした中、アメリカのブリンケン国務長官が中東に向け出発しました。
アメリカ国務省は、イスラエルなどの関係国とガザでの停戦や人質の解放、人道支援などについて協議するほか、戦闘が拡大しているイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルについても外交的解決の必要性について協議するとしています。
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