旧ソ連のモルドバで、EU=ヨーロッパ連合への加盟の是非を問う国民投票が行われましたが、賛否は拮抗しました。投票にはロシアによる介入も指摘されています。
モルドバでは20日、大統領選とEU加盟を問う国民投票が行われました。
大統領選では、親欧米派のサンドゥ大統領が42%、親ロシア派政党の支援を受けた元検事総長のストヤノグロ氏が26%と、いずれの候補も過半数には届かず、来月、決選投票が行われます。また、事前の世論調査で賛成多数とされていたEU加盟を問う国民投票では、賛成50.5%、反対49.5%と拮抗しました。
今回の投票をめぐっては、モルドバを勢力圏にとどめたいロシア側が、買収や偽情報の拡散などを仕掛けたと指摘されていて、EUのフォンデアライエン委員長は、「独立を貫き、強さを示した」とモルドバを祝福しています。
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