ロシアのプーチン大統領は18日、敵対するウクライナのゼレンスキー大統領が核兵器保有の必要性に触れた発言をしたことに言及し、「そのような脅迫はロシアから相応の反応を引き起こすだろう」と威嚇した。モスクワ近郊での海外メディア関係者との会合で語った。
ロイター通信によると、ゼレンスキー氏は17日、報道陣に対して、9月に米国のトランプ前大統領と会談した際に「ウクライナの安全保障には核兵器か北大西洋条約機構(NATO)加盟のどちらかが必要だ」と伝えたと明らかにした。その後、「核兵器製造の準備をしているとは言っていない」と釈明した。
プーチン氏は、現代では核兵器を作ることは難しくないと主張し、ウクライナによる核兵器保有は「いかなる状況においても許さない」と述べた。
ウクライナは過去に、旧ソ連から一部の核兵器を引き継いだものの、手放した経緯がある。【モスクワ山衛守剛】
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