ロシアのプーチン大統領は18日、11月にブラジルのリオデジャネイロで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議への出席を見送ると明らかにした。ブラジルは、プーチン氏に逮捕状を出している国際刑事裁判所(ICC)の加盟国で逮捕の義務があり、出席の有無が注目されていた。
プーチン氏は、18日にモスクワ近郊で開かれた海外メディア関係者との会合で、ブラジルのルラ大統領とは友好関係を築いていると強調。その上で、自身がG20に出席すると「そのことだけが議論になり会議が台無しになる」と述べ、代理の人物を派遣する考えを示した。
一方、ICCの逮捕状に関しては「この種の決定は政府間協定に署名するだけで簡単に回避できる」とも話した。プーチン氏は9月にはICC加盟国のモンゴルを訪問したが、逮捕されることはなかった。【モスクワ山衛守剛】
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