ロシア極東カムチャツカ半島沖で救助された男性を搬送する救急当局者ら(ロシア非常事態省提供・AP=共同)

 ロシア主要メディアは15日、8月上旬に極東ハバロフスク地方を出発して約2カ月間行方不明になっていた3人乗りのボートが14日、カムチャツカ半島西岸沖で見つかり、ロシア人男性(46)が生存していたと報じた。重症だが意識はあるという。出発地と発見された場所は1000キロ近く離れており、オホーツク海を漂流していたとみられる。

 男性の兄(49)とその息子(15)はボート上で死亡。救助された男性は100キロあった体重が50キロに減ったという。

 レジャー目的のボートはサハリン北部を目指していた。男性によるとエンジンが故障。兄の息子は9月中旬に餓死。兄は悲しみで取り乱し食事を拒否し死亡した。(共同)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。