中国国防省は、きのう行った台湾を取り囲む形での軍事演習について、「台湾独立が死に至る道だと分からせるためだ」と主張しました。

中国軍は、きのう朝から開始した台湾を取り囲む形での軍事演習について、きのう夜、「成功裏に終了した」と発表しました。

また、中国国防省の呉謙報道官は会見で、演習について「台湾同胞を対象としたものではない」としたうえで、「台湾独立分子に対し、台湾独立を図ることが死に至る道だと分からせるためだ」と主張。「台湾独立派」とみなす頼清徳総統について「対立を煽っている」などと非難しました。

一方、台湾国防部は、きのう午前6時から午後5時半までに台湾海峡付近で確認された中国軍の艦船と海警局の公船はそれぞれ17隻、軍用機はのべ125機だったと発表しました。1日で確認された数としてはこれまでで最も多いということです。

また、台湾国防部は、台湾海峡は国際海峡だとして、中国が軍事演習の実施区域に設定したことは「国際法に違反している」と主張しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。