中国の董軍国防相は、北京を訪問したロシアのベロウソフ国防相と会談し、軍事関係を強化する考えで一致しました。

中国国防省によりますと、董軍国防相は14日、北京でロシアのベロウソフ国防相と会談しました。

会談で董氏は、「両国関係はかつてないほどの高みに達している」と強調。「両国の軍隊は協力の質と実効性を高め、軍事関係の持続的発展を促進し、世界の戦略的安定を維持すべきである」と述べたということです。

これに対し、ベロウソフ氏は「安全保障上の課題に共同で対応し、両国間の軍事関係を新たなレベルに引き上げることを望んでいる」と応じたということです。

両氏が対面で会談するのは初めてとみられます。

中国とロシアの海軍は先月、日本海などで合同演習を実施するなどしていますが、軍事関係の強さをアピールすることで共に対立するアメリカなどをけん制する狙いがあるとみられます。

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