“1000年に一度の雨”トルネードも発生…モンスター級ハリケーンがフロリダ上陸

100年に一度のレベルと言われているハリケーン『ミルトン』が日本時間10日午前9時半、フロリダに上陸しました。

■フロリダ州で中継中に…

“カテゴリー3”まで落ちたとはいえ、中心気圧954ヘクトパスカルという怪物級です。

CNNの中継中、飛来した何かが番組司会者を直撃しました。

CNN　アンダーソン・クーパーキャスター
「拾ってみましょう。先ほど、これが川から飛んできました。発泡スチロールで助かりました。とりあえず置いておきましょう。次はトッド記者につなぎます。今どちらですか」

CNN　ブライアン・トッド記者
「タンパのダウンタウンです。今も最悪の状況で、嵐の激しさがおわかりいただけるでしょう。道路は冠水しています」

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■各地で被害“1000年に1度の雨”も

セントピーターズバーグでは、3時間に400ミリ以上という凄まじい雨が降りました。これは3カ月分の雨量を上回るレベルで、CNN曰く“1000年に一度の雨”だそうです。

広範囲で浸水が起きた街もありました。
雨だけでなく、高潮による影響も加わったためとみられます。

最大で、風速48メートル近い暴風も観測されました。

救急隊員らの前線基地として、1万人分のベッドが整備されたスタジアムの屋根が吹き飛ばされ、使用できなくなりました。

フロリダ州全体での停電は、約330万件に上っています。

ハリケーン以外にも被害をもたらしたものがあります。
ミルトン上陸の数時間前、各地で発生したトルネード。ハリケーンがもたらした広範囲の積乱雲によって、少なくとも27個のトルネードが発生したとみられています。

まだ、100年に1度と言われる被害の全容は見えていませんが、複数の死者が出ていることは間違いないそうです。

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