パレスチナ自治区ガザで、感染拡大が懸念されるポリオのワクチン接種を行うため、地域を限定した戦闘の一時休止期間が始まりました。

戦闘の一時休止は、ガザ地区中部で日本時間の1日から最長4日間、正午から午後9時まで行われる予定で、WHO(世界保健機関)は、60を超える医療施設でポリオのワクチン接種を始めたと発表しました。

その後、南部と北部でも最長で4日間ずつ同じ時間帯に戦闘が休止され、WHOは10歳未満の子ども約64万人へのワクチン接種を目指しています。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相は、「医療関係者の通行を許可するだけで戦闘は休止しない」との声明を出していて、安全に接種を行うことができるのかは不透明です。

こうした中、イスラエル軍はガザ地区南部ラファで、イスラム組織ハマスに拘束されていた人質6人の遺体を発見し、収容したと発表しました。

1人はアメリカ人で、バイデン大統領は声明で「ハマスの指導者たちは犯罪の代償を払うことになる」と強く非難しました。

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