ボーイングが開発した新型宇宙船「スターライナー」の地球への帰還が大幅に遅れている問題で、NASA(アメリカ航空宇宙局)が会見を開き、足止めされている宇宙飛行士2人は2025年2月、別の宇宙船で帰還すると発表しました。

ボーイングの宇宙船「スターライナー」は、2024年6月5日にNASAの宇宙飛行士2人を乗せて打ち上げられ、9日後の14日に帰還する予定でした。

しかし、ヘリウム漏れや推進装置の不具合などが発生したため、2人の宇宙飛行士は3カ月近くたった現在もISS(国際宇宙ステーション)に滞在したままです。

NASAは8月24日に記者会見し、「スターライナー」を9月初旬に無人で地球に戻すと発表しました。

その上で、2人のISS滞在をさらに半年ほど延ばした上で9月24日以降にISSに向かうイーロンマスク氏が率いるスペースXの宇宙船のクルーとともに2025年2月、地球に帰還させる予定だということです。

NASAは、2人の健康状態について良好だとし、無人の「スターライナー」が戻り次第、原因などについて分析をするとしています。

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