韓国では北朝鮮のミサイル攻撃を想定し、市民が地下施設に避難する、空襲に備えた訓練が全国一斉に行われました。

記者
「今、空襲警報のサイレンが鳴りました。これから訓練が始まります」

ソウル中心部では午後2時に空襲警報のサイレンが鳴ると、警察官が大通りで一般車両の通行を規制。地下施設に避難する市民の姿も見られました。

アメリカ軍と韓国軍が実施している大規模な合同演習に合わせて行われたもので、北朝鮮のミサイル攻撃などを想定しています。

一般市民も参加する形式は、北朝鮮に強硬な姿勢で臨む尹錫悦政権が去年、6年ぶりに再開させました。

訓練参加者
「(北朝鮮から)ごみ風船がたくさん来るので、訓練しておけば後で役に立つと思う」

また、尹大統領はきのう、韓国陸軍の地上作戦司令部を訪問し、合同演習の状況などを確認。「北朝鮮の政権にとって『侵略は政権の終わり』という事実を確実に認識させなければならない」と強調しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。