ハリウッドスターらが加入するアメリカの俳優組合は、生成AI(人工知能)で俳優が実際にしゃべっているかのように複製した声を、広告主に販売できるようにすると発表しました。

約16万人が加入する全米映画俳優組合は、AIシステムを手がけるスタートアップ企業「Narrativ」と提携し、生成AIで複製した俳優の声を広告などで使用できるようにすると発表しました。

販売を希望する俳優は、声の使用料金を自分で決めることができ、広告主はサイトに掲載された俳優の実際の声を元に、AIが作成した様々なタイプの声を確認して広告使用の申し込みができます。

また俳優の権利を守るため、広告主は事前に宣伝する商品やサービスを特定する必要があるほか、音声を使用する広告ごとに俳優から同意を得る必要があります。

全米映画俳優組合・クラブトリー事務局長:
とても大きな一歩だ。プラットフォームに登録した画像や声、肖像の使用を管理する権利を放棄せず、契約で保護することが重要。

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