2日間にわたって行われていたイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘停止などに向けた交渉が終了しました。交渉関係者の話として、「大幅な歩み寄りがみられた」と伝えられるなど合意への進展があったとみられます。イスラエルのテルアビブから増尾記者がお伝えします。

中東カタールのドーハで2日間にわたって行われていた協議は、いまから2時間半ほど前に終了したとみられています。

その後、仲介するアメリカなどは共同声明を出し、協議は「建設的で、前向きだった」と強調しました。声明によりますと、協議では5月にバイデン大統領が示したイスラエル軍の戦闘の停止やガザからの撤収、さらにハマスによる人質解放などを段階的に進めるといった内容をベースとした新たな停戦案が示されたということです。

今後、数日間はさらに詰めの作業が行われ、来週末までに各国の高官がエジプトのカイロに集まり、合意を目指すとしています。

イスラエルの地元メディアは先ほど、交渉関係者の話として、「大幅な歩み寄りがみられた」と伝え、合意への進展がみられたと報じました。

合意の成否は、イスラエルに対して直接攻撃を明言するイランの判断に影響を与えるとみられていて、引き続き交渉の行方に注目が集まります。

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