韓国の尹錫悦大統領は、日本の統治からの解放を祝う式典で演説し、北朝鮮との「対話協議体」の設置を提案しました。

式典で尹錫悦大統領は「我々の前には、必ず解決しなければならない重大な歴史的課題があります。それは統一です」と述べました。

尹大統領は、北朝鮮が「非核化の第一歩を踏み出しただけでも政治的、経済的協力を始める」とする方針を改めて強調した上で、(住民が貧困と飢餓に苦しむ)北朝鮮の人権改善に取り組み、南北統一に積極的に乗り出す考えを示しました。

また、対話と協力を通じて北朝鮮当局の対応を促すとして南北の事務レベルでの「対話協議体」の設置を提案しました。

一方、日韓関係には触れませんでした。尹大統領の就任以来、この式典で日韓関係に触れなかったのは初めてです。

韓国では独立運動の歴史を展示する「独立記念館」の新館長が親日的思想を主張しているとして独立運動家の遺族や野党が反発していて、初めて政府の式典に出席しない異例の事態となっています。

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