米共和党の大統領候補トランプ前大統領と米実業家イーロン・マスク氏が12日、Xで対談した。写真はラップトップで対談の様子を確認しようとする視聴者。ニューヨーク市で撮影(2024年 ロイター/Adam Gray)

米共和党の大統領候補トランプ前大統領と米実業家イーロン・マスク氏が12日、Xで対談した。技術的な問題で多くのユーザーがアクセスできない状況が発生し、予定時刻から40分余り遅れて始まった。

マスク氏は大量のデータを送りつけてシステムをまひさせるサイバー攻撃の一種「DDoS攻撃」があったようだと指摘したが、この主張は裏付けられていない。


 

X上のカウンターによると、対談開始から約45分で視聴者数は130万人を超えた。

マスク氏は冒頭、7月13日にペンシルベニア州バトラーで起きた銃撃事件の際のトランプ氏の勇敢さを称賛した。マスク氏はこの事件の直後にトランプ氏への支持を表明していた。

トランプ氏は10月に選挙集会でバトラーを再び訪れる予定だと述べた。また、大げさな主張や不平、個人攻撃などを繰り返し、マスク氏も時折それを助長した。

トランプ氏は自身が現在も大統領だったらロシアはウクライナに侵攻しなかっただろうと証拠を示さずに主張。ロシアのプーチン大統領や中国の習近平国家主席、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記らを「頂点にいる」などと称賛した。

また、民主党の大統領候補がバイデン大統領からハリス副大統領に交代したことに憤りを示し、「(ハリス氏は)この詐欺が始まってから一度もインタビューに応じていない」と批判。バイデン氏が候補から外れたのは「クーデター」だと虚偽の主張をした。

人員削減を巡りマスク氏を称賛するようにも見えた。「あなたは最高のカッター(削減者)だ」とし、他社では労働者がストライキを起こすが、「あなたは『全員クビだ』と言う」と指摘した。



[ロイター]


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