中国訪問中の台湾の馬英九前総統が北京入りしていて、習近平国家主席と10日に会談する方向で調整が進んでいます。

けさ、北京のホテルを笑顔で出発した台湾の馬英九前総統。午前中、北京郊外の盧溝橋などを視察しました。

中国に融和的な姿勢の最大野党・国民党に所属する馬英九氏は1日、中国南部・広東省に到着。

「中国も台湾も一つの中国」との考えを改めて強調しました。

台湾 馬英九 前総統
「台湾海峡の両岸が協力して、戦争を回避し、平和のために努力する事を望む」

今回の訪中では、中国側との青年交流を進めるため、台湾の学生らも同行、西安の兵馬俑なども見学しました。

台湾メディアによりますと、馬英九氏は習近平国家主席と10日に北京で会談を行う方向で調整をしているということです。

台湾で来月、中国側が「独立勢力」とみなす民進党の頼清徳政権が発足するのを前に、習主席が会談でどのような発言をするのか、新政権に対する姿勢を占ううえで注目されています。

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