現場のスイートルームには手つかずのタイ風チャーハンが6つ残されていました。タイの高級ホテルで6人が死亡した事件は“毒殺”の可能性も…。6人は日本での病院建設の投資話でトラブルを抱えていたとの情報もあります。

記者
「現場のホテルにセター首相が姿を見せました。警察官たちと話をしています」

タイ セター首相
「真実を解明しなくてはならない。観光業に(事件の)影響が出ることはない」

タイの首相が事件現場に駆けつける異例の事態。16日、首都バンコクにある高級ホテルの部屋で男女6人が死亡しているのが見つかりました。

部屋のテーブルには、ほとんど手つかずのタイ風チャーハンが6つ。ラップされたままの食器も。遺体のそばには大きなスーツケースが置かれていました。

死亡した6人は男女3人ずつ。4人がベトナム国籍で、2人はベトナム生まれのアメリカ国籍でした。

現場ホテルのすぐそばにはヒンドゥー教の祠があり、バンコク有数のパワースポットとなっています。周囲には商業施設などもあり、観光客が必ずといっていいほど訪れる地区だそうです。

現場となった部屋は、スイートルーム。リビングで4人、寝室で2人が死亡していたといいます。6人の死因について、地元警察は…

地元警察
「シアン化物がティーポットの液体や、死亡男性の血液から検出された」

猛毒のシアン化物がティーカップなどから検出されたことから、6人は中毒死したとみられます。

さらに、警察は「死亡した6人の中に毒殺の犯人がいる可能性が高い」とし、犯人は「自らも毒を盛って命を絶った疑いがある」としています。

また、死亡した6人は日本での病院建設の投資話をめぐって金銭トラブルを抱えていたという情報もあり、地元警察が詳しく調べています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。