暗殺未遂事件から一夜明け、トランプ前大統領は自身が正式に大統領候補に指名される共和党大会の開催地のウィスコンシン州に到着しました。

現地の最新情報をFNNワシントン支局・中西孝介記者が中継でお伝えします。

約10時間後、会場に全米50州などの代議員が集まり、トランプ氏を正式に大統領候補に承認する投票が始まります。

暗殺未遂事件から一夜明けた14日、トランプ氏は共和党大会の開催地、ウィスコンシン州ミルウォーキーに到着し、タラップを下りる際には、拳を3回振り上げる様子も見せました。

トランプ氏は4日間の大会期間中、最終日の18日に演説を行う予定ですが、最新情報では事件を受け、当初予定していた原稿を全て書き直しているとの情報もあります。

一方、会場の周辺では大規模な抗議デモも予定されていて、不測の事態が起きないように厳重な警備が敷かれています。

事件を巡っては、銃撃したのがトーマス・クルックス容疑者(20)と特定され、複数の現地メディアは容疑者が約180メートルのライフル射撃場を持つ施設の会員だったと報じていて、捜査当局は容疑者がどこで射撃の訓練を行ったのか特定を進めています。

FBI(連邦捜査局)は単独犯とみていますが、日常生活でのトラブルなどは報告されておらず、動機の解明は難航しそうです。

こうした中で、連邦議会の上下両院は事件の際にシークレットサービスの警護に問題がなかったのか調査すると発表し、文書での回答や議会での証言を求めるとしています。

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