パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍による4日連続となる学校施設への攻撃があり、少なくとも27人が死亡しました。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると9日、ガザ南部ハンユニス近郊の学校にイスラエル軍の空爆があり、少なくとも27人が死亡、53人がけがをしました。

学校では、多くの市民が避難生活を送っていたということです。

こうした中、イスラエル軍は10日、ガザ北部のガザ市に滞在する住人全員に対して、退避するよう勧告を出しました。

軍による大規模な作戦が始まる可能性がありますが、国連によると、ガザ北部には30万人が生活していて、ほとんどがガザ市にいるとみられています。

戦闘停止などに向けて、イスラム組織ハマスは譲歩の姿勢を示しているとされますが、イスラエル軍の攻撃は「交渉を振り出しに戻しかねない」と警告していて、今後、態度を硬化させるおそれもあります。

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