NATO首脳会議開幕　ウクライナ支援継続で防空システム5基を追加供与へ

　NATO＝北大西洋条約機構の首脳会議がアメリカのワシントンで始まり、ウクライナ支援の継続で結束を確認します。

バイデン大統領
「プーチンの野心がウクライナにとどまらないことは分かっているが、ウクライナは間違いなくプーチンを止めることができる」

　バイデン大統領は9日の式典で、NATOの力が今こそ求められている時代はないと指摘し、ロシアによるウクライナ侵攻でプーチン大統領が勝つことはないと強調しました。

　また、ウクライナに対し防空システム5基をドイツやオランダなどと共同で追加供与すると発表しました。

　今回の首脳会議ではウクライナへの7兆円規模の軍事支援を来年も続けることで合意する見通しで、今後、加盟国で政権交代が起きても、安定的に支援を続けていけるかが課題となります。

　一方、ホスト役のバイデン氏にとっては、国際会議で指導力を発揮することで、大統領選からの撤退論を抑え込みたい考えです。

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