猛暑による熱膨張で止まった可動橋を冷やすための放水作業を見守る人たち=米ニューヨークで7月8日、ロイター   

 米ニューヨーク市中心部のマンハッタンとブロンクスを結ぶ回転式の可動橋が8日午後に開いた状態のまま動かなくなった。猛暑による鋼材の熱膨張が原因とみられる。消防艇が橋を放水で冷やして数時間後に復旧したが、交通に大きな混乱をもたらした。

 気象当局によると、マンハッタンのセントラルパークでは8日午後に今年最高となる35度に達し、7月の最高気温の平年値を5度近く上回った。ニューヨーク市では10日まで高温注意報が発令され、エアコンを使えない市民らに図書館やコミュニティーセンターなどの施設で涼をとるよう呼びかけている。【ニューヨーク八田浩輔】

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